きのうの夜までは、ほっこり癒されたくて｢きのう何食べた？」を観に行くつもりだった。それが帰りの電車でフェイスブックを見てたら、あるピアニストがこの映画について苦労人には刺さる、般若心経みたいな映画だと、ど長文で力説していたので、好奇心に駆られて急きょこっちを観に行くことにした。

｢ボクたちはみんな大人になれなかった」

『ボクたちはみんな大人になれなかった』予告編 - Netflix

時代を遡って、いまの自分になるまでを振り返る話なんだけど、なんかじわじわきた。

薄給で丁稚奉公のように働いたコピーライター時代。楽しかったなんて言葉では言い表せないほど最高だったけど、楽しみながら苦しみながら必死に粘り続けたカフェ時代。ずっと底辺を這いつくばってきた人生。特に20代30代の頃なんて思い出したくもないことのほうが多いけど、確かにあの頃があってのいまの自分なんだなぁ。そして、いまもまだ底辺、、。

普通かもしれないし、普通じゃないかもしれない人生。どっちでもいいさ、後悔はない。

ただ恋愛に関しては、私はとても幸運だと思ってる。11年たつから恋愛って感じでもないけど、自分より好きになった人(劇中のセリフ)に感謝。

きょうは１日昔を振り返りそう。ただ、それにはかなり長い時間を要しそうだ。ところどころ忘れてるし(笑)。

前回とは違う映画館だから、久々にハンサムバーガーのつもりだったけど、お休みで結局地下鉄に乗ってまたまたディーン&デルーカ。

さて、原作を買って帰ろうか。