黒の誘惑
年とともに味覚や嗜好が変わるというけど、趣味も変わるもの?
黒は苦手な色だった。戦闘色で、シワやくすみも増えるらしいから、今まで仕事以外では一切着なかった。第一似合わない。
ところが、最近なぜか黒が目につくようになった。面接用に黒のアンクルパンツを買ってからかな。ちょっと私のなかで小さな解禁となったみたい。
先日買ったユニクロのワイドパンツも黒。取り立てて黒を探してたわけじゃないけど、形がとても気に入って、他にいい色がなかったから、ボトムだしまあ黒でもいいかって感じで。
そして、ついにきのうは黒のサンダルに目がいってしまった。
ところで、百貨店の靴売り場をうろうろしていたときに、お会計のすんだおばさまが、店員さんを捕まえてずっと話し込んでいるのを見かけた。けっこう身の上話をしてるっぽい。うんうん、ふだん話し相手がいないから寂しいのね。そういえば、キッチン用品売場に勤めているときもそんなお客様ちょいちょいいらしたな。おばさん化現象のひとつよね。
なんて思いながらその黒のサンダルを見つけた店で、予算オーバーだけどバイオリンが売れたから奮発しようかなぁなんて、バイオリンが売れた経緯を滔々と語ってることに気づいた私。あれ?これって、、、さっきのおばさまと一緒じゃん。私はそんなにおしゃべりでもないし、寂しい独居老人という自覚もないぞ。そうだ、長い自粛生活のせいだ、、、たぶん。
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