ひとりを楽しむ ショローライフ

60歳を目前にカフェを閉店し、ゆるゆると派遣で働く燃え尽きシングル。小さなときめきとデパ地下グルメで、いつまでも若々しく元気に働きたい!!

こんなふうに丁寧に生きていけたなら。 

大晦日の朝は、パーフェクトデイズから始まった。



淡々と繰り返す日常の中に、時折木漏れ日のように射し込む、温かな小さな喜び。


余計なものは持たず、自分の好きなものだけを慈しみ、丁寧に生きる日々。


役所広司がまるで禅僧のような雰囲気を醸し出している。


自分の日常がいかにダダくさかを思い知らされた。
こんなふうに生きていけたなら。きっと心は豊かで充ち足りたものになるだろう。



静かな感動がじわじわと胸にしみ込む映画だった。この日本人ですら失いつつある足るを知るという精神を、ドイツ人のヴィム・ベンダースが描いたのがまたすごい。



そして、カセットテープから流れる音楽がまた実にいい。私より少し前の時代なのか知ってる曲は少なかったけど、新鮮でめちゃめちゃカッコいい。



しかし、近頃の公共トイレはおしゃれだなぁと思ったら、ユニクロの柳井康治氏が企画されたデザイナーズトイレだそうだ。そして、映画も柳井氏の企画発案とのこと。



映画の後のランチ。お寿司食べようと思ったけど、2、3時間待ちと聞き諦めた。


ディーン&デルーカもきょうはランチやってないし、和幸でとんかつ食べられる胃の状態でもない。


で、久々に沢村でパンのイートイン。
今年最後のごほうびランチがしょぼいものになってしまった。でも、久々のパンはおいしかったよ。



今夜はカキ鍋と久々のパック酒じゃない純米吟醸に期待。そして、年越し用にとっておいたふるさと納税の最後の一個のカマンベールチーズをつまみに、来年に乾杯!



大雑把な私だけど、来年はもう少し丁寧に生きてみたい。
節目に見るにもちょうど良いタイミングの映画だった。