最近、職場の二人から進路について聞く機会があった。40代半ばの人は介護に転職するそうだ。まだ大学を卒業して三年くらいの子は、今の仕事をやめたいけど、何がしたいかわからないみたい。わかるなぁ。20代の頃はまだ自分が何者かまったく見えなかったし、40代半ばと言えばちょうどカフェをやろうと決めた頃だ。

そして、60代になった私は、もう生活のために働くしかないのだろうか。

ずっと好きなことして生きてきたから、それは寂しいなぁ。打ち込める趣味でもあれば、生活の糧を得るためだけに働くのもありだけど、それもないし。

せめて、何か好きなものに関われる仕事に出会えたらいいなぁ。

進路、進む道。まだ私にもあるのかな。

ふと、｢探していたのは進路じゃない、生き方なんだ」というコピーを思い出した。

ちなみに今夜バックヤードでゲットしたのは、じゃこ天とジョニーの唐あげ。どちらも美味しかったよ。こうして、ちょっと美味しいものに出会えるこの仕事も悪くないんだけどね。